かつて、ソーシャルメディアの利用時間は分単位で測られていましたが、今ではそれが何時間という単位で測られているということには皆さんも納得でしょう。それが良いことなのか悪いことなのかは他の方の研究におまかせするとして、今回はソーシャルネットワークを利用したカジノの宣伝について取り上げてみようと思います。

調査の結果、多くの人がFacebook、インスタグラム、Twitterなどに多大な時間を費やしていることが分かりました。数十年前、テレビのコマーシャルが始まった頃は、画面上での広告が大きなブームになりました。今でもテレビ番組で広告は流れていますが、インターネットが登場してからは、多くの広告が客観的に見ても様々な面でより優れているこの媒体へと移行しています。世界中の企業がユーザーから情報を集め、ユーザーに危害を加えるためではなく、正しいターゲット広告を届けるために他の企業に情報を売っています。コマーシャルが好きな人はいませんが、世界中の多くのビジネスにとってコマーシャルは欠かせない販促ツールです。中には間違った判断を下して、過剰な広告を行ってしまう企業もありますが、そうした広告は人々がブランドに対してネガティブな印象を抱く理由となりますし、広告自体のコストも大きいため、企業にとっては大きな痛手になるのが普通です。これはほんの一例ですが、あらゆる物事は最終的には然るべきバランスに落ち着くものです。では、ソーシャルネットワークを使ったオンラインカジノやその他のギャンブルゲームの広告がもたらす影響について考えてみましょう。

ギャンブル規制の厳しさは国によって異なりますが、日本は厳しい規制で管理されています。実店舗カジノが合法化されている他の国では、物事はそれほど単純ではありません。カードゲームであれスロットであれスポーツベッティングであれ、未成年者にギャンブルを促すような広告を打つわけには行きません。また、広告が最もよく利用されるのがスポーツベッティングです。その理由とどのように宣伝が行われているのかについてご説明します。

問題は、スポーツファンとポーカーファンの比率がどの程度違うのかということです。私の知人の大半は、これまでの人生においてルーレットはプレイしたことがなくても、スポーツの試合なら少なくとも1度は見たことがあるはずです。ソーシャルネットワークにおいて最もよく見かけるのがスポーツベッティングである理由は、その人気や頻度、そしてシンプルさにあります。広告の内容は、お金をかければかけるほど充実したものになります。そのため、スポーツブックメーカーは頻繁に著名人やアスリートと契約して、短いコマーシャルに出演してもらい、それをYouTubeの動画やFacebook、あるいはその他のソーシャルネットワークで放映しているのです。

ファッション、スポーツ、アートなどの世界には、常にトレンドが存在するものです。そして、通常のカジノの人気は、スポーツギャンブルの人気にはかないません。スポーツ観戦は年齢を問わず多くの人達が楽しんでいるもので、ソーシャルネットワークを利用する高齢者も時と共に増えています。

そして世界中のギャンブル企業は、市場に競争がある限り、持てる力のすべてを使って注目を集め、できるだけ多くの顧客を引き込もうとするでしょう。インターネットは多くのビジネスチャンスをもたらしてくれる一方で、多くの企業が独占状態を生み出しており、新規参入に対して実質的に大きな障壁を作っているため、非常に不安定なプラットフォームであることが証明されています。変化はビジネス、人、誰もにとってプラスとなるものです。そして消費者は新規ビジネスに注目し、価値があると考えれば支援し、独占状態にある企業に対してはささいなミスも見逃さずに罰していくべきなのです。広告の数がすぐに減ることは期待できませんが、既に多くの企業が月額料金を支払うことで「広告を削除」するオプションを提供しています。